2008年06月17日

宅配ビジネス:上海在住の日本人に福井の「食」 県が支援、知名度アップへ /福井

◇PR効果狙う 初回は海産物加工品

 県のサポートを受けて、中国・上海で暮らす日本人に県産食品を届ける宅配ビジネスを、県内の食品メーカーが来月から始める。【菅沼舞】

 企業の海外での食品販売事業を支援する自治体は全国でもあまりないといい、県国際・マーケット戦略課は「上海に住む日本人は日系企業の社員やその家族などを含め5万10万人と言われる。宅配をきっかけに福井の知名度を上げたい」と、PR効果を狙っている。

 販売に参加する企業の商品は小浜海産物(小浜市)がとりまとめて上海に輸出し、同社の現地出資会社・海江食品が配達。県と県上海事務所は市場調査のほか、検疫手続きや各種申請などを手助けする。

 初回に販売する主な商品はサバやカニの缶詰、カニみそなどの海産物加工品で、21日現在県内14企業が販売を希望している。

 同課によると、今後はそばやしょうゆ、酢などの農産物加工品も輸出していく。

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2008年06月14日

カニ送りつけ被害増加 広島

 「以前、カニを注文した」などと覚えのない説明でカニの購入を勧誘し、全国的に問題となっているトラブルが広島市消費生活センターに4月以降、3件寄せられていることが分かった。生鮮食品は一定期間内なら解約できるクーリングオフができず、センターは「不審な勧誘には応じないで」と注意を呼び掛けている。

 センターによると、佐伯区の女性に4月下旬、カニの購入を勧める電話があった。女性は例年、この時期に買っている。なじみの担当者とは別人だったため確認すると、「今日は休んでいる」と言われ、信じて注文したという。その後、これまでの業者から電話があり、勧誘してきたのは別の業者だったことが分かった。安佐北区の80代の女性は4月下旬、知らない業者から「30周年記念で松葉ガニ、タラバガニを3匹で1万7000円でどうですか」と電話を受けた。番号を知っていた理由を尋ねたところ「前に受注した」と言われたため注文したという。

 広島のセンターの中川浩主幹は「顧客の名簿が出回っている可能性がある。覚えがないものは、安易に受け取らないで」としている。

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2008年05月16日

「カニ好きか」電話後に宅配便、“送りつけ商法”被害急増

高齢者宅に代金引き換えでカニを送り、強引に代金を取ろうとする「送りつけ商法」が急増している。

 「カニは好きか」などと電話を入れ、数日後に宅配便などで送って支払いを迫る手口。国民生活センターや全国の消費生活センターへの相談は昨年1年間で172件だったのが、今年は3月末現在で180件に達した。

 電話では、北海道や東京の食品会社員を名乗る男の声で購入をしつこく勧め、冷凍のズワイガニやタラバガニを送り付ける。請求額は1万〜2万円で、代金引き換えのほか、請求書を送りつける例もあるという。

 熊本県内の80歳代の女性は、見覚えのない東京の会社から届いた冷凍宅配便を開けてみると、ズワイガニのむき身(500グラム入り)3パックが入っていた。訳が分からず、女性は1パック分を食べてしまった。後日、1万円余の請求書が届いたが、女性は県消費生活センターに相談のうえ、6000円を支払ったという。

 被害に遭っているのは、過去にカニを通信販売で購入した人が多く、同センターは「名簿が流出したのでは」と推測する。

 国民生活センターは「承諾しない限り支払う必要はなく、受け取りも拒否してほしい。承諾しても、代金を告げないなどの不当な勧誘なら取り消せる場合もある」と呼びかけている。
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2008年04月16日

カニ価格が高騰

 ロシア政府によるカニの輸出規制の影響で、道内のカニの価格が高騰している。生きたタラバガニが3倍以上の値になる例もあり、3月には小樽市でカニの輸入業者が倒産した。夏の観光シーズンを前に、小売業者からは「廃業するしかないのか」という困惑の声も上がっている。

 ロシアは昨年5月、常態化した密漁を防ぎ、資源を保護するとして、国内で水揚げした生きたカニの輸出許可を厳格化した。水産庁によると、ロシア側の洋上警備も強化され、密漁や密輸を厳しく取り締まっているという。

 こうした影響で、ロシアから道内に輸入されるカニは激減。2007年に輸入されたタラバガニ(冷凍を除く)は7563トンで、06年(1万6397トン)の半分以下に落ち込んだ。逆に単価(1キロ当たり)は732円と、前年の576円から大幅に上がった。ズワイガニは、2万5502トンから2万6562トンに増えたが、単価はタラバガニ同様、300円から394円に上昇している。

 特に、観光客に人気の高いタラバガニに関して、「ロシア政府が、資源が豊富なカムチャツカ周辺での密漁監視を強めており、漁獲量そのものが減っている」と指摘する声もある。

 網走市のカニ販売店では「規制前はほしいだけタラバガニが入ったが、今はほぼゼロ。たまに入っても身の入りが悪い」と話す。代わりに道内産の毛ガニなどを販売しているが、観光客の人気は今ひとつで、「商売をやめるいい機会かも」と不安を隠さない。

 同市のカニ卸・加工会社「マリン北海道」では、生きたタラバガニの仕入れ値が規制前に比べ30〜40%上がり、身入りの良い大型のオスの価格は1万円から3万円程度と3倍近くに跳ね上がった。下山康博社長(65)は「(道内で)何軒も販売店がやめた。北海道に来たのに『カニが食べられない』ではあんまりだから、当分は網走周辺のカニの仕入れを増やして何とかやっていくつもり」と厳しい表情で話していた。
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2008年04月02日

ズワイガニ、16年で量7倍 資源回復、漁獲制限実る

冬の味覚の代表格といえるズワイガニ。兵庫県内の漁船が操業する山陰沖などの日本海では20-30年前から漁獲量が減り始め、資源の枯渇が危ぐされていたが、最近では再び安定した数量が捕れるようになった。今シーズンの漁獲量は現形式の統計がとられるようになった1975年以降では過去最高に達した。背景には、関係者らが取り組む資源回復への努力がある。(香住支局・岩崎昂志)


 からりと晴れた今月二十二日早朝、香美町香住区沖浦の柴山港は活気にあふれていた。今季最後のマツバガニ(ズワイガニ雄)の競り。床にあおむけで並べられたカニたちは、仲買人によって次々と落札されていく。

 見守っていた但馬漁協所属の栄正丸(九五トン)船主の村瀬晴好さん(58)はまんざらでもない表情だ。「原油高で厳しいけど、今シーズンもまずまずの成果だったな」

 県内のズワイガニ漁は、但馬地方の沖合底引き網漁船が十一月六日-三月二十日に操業。八〇年代半ばまでは百隻以上が海に繰り出したが、後継者不足などから漁船は年々減り、今季に出漁したのは五十五隻だった。

 県但馬水産事務所によると、七五年の漁獲量は千三百五十一トンだったが、その後、七九年を境にして減少が続き、九一年度には二百九十九トンにまで落ち込んだ。

 漁業資源となるカニの減少に危機感を抱いた関係者らは、協議の末、自主的な漁獲制限を開始。七〇年代半ばから禁漁区を設定し、そのエリア内の海底に廃船を沈めてカニのすみかを作ったり、別の場所で捕ったカニを放流したりした。兵庫県も八九年から二〇〇六年にかけて、計四個の大型人工漁礁を沖合に設置した。

 さらに、カニの繁殖や成長を促すため、銘柄別に漁期を短縮。現在、国が定めている漁期よりも、セコガニ(雌)は十日間、ミズガニ(脱皮直後の若い雄)は約二カ月の短縮をそれぞれ図っている。これらのカニについては、一度の出漁で捕る匹数の上限も設定した。

 努力は実を結び、一九九八年度には漁獲量が千トン台に回復。以降は全体的に安定した漁獲が続き、二〇〇三年度からはほぼ毎年、統計上の最高記録を塗り替えるまでになった。〇七年度の漁獲量は千九百八十五トン、漁獲金額は約四十一億五千七百万円。

 村瀬さんは「昔なら一週間かけて捕っていた量が、今では調子が良ければ一日で捕れる」と資源の回復を実感。県但馬水産事務所は「研究機関による調査でも資源回復の傾向は裏付けられており、今後も豊漁を期待したい」としている。
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2008年04月01日

毛ガニ資源、危機的状況〜「小さいカニ」の補充がない

オホーツクに春の訪れを告げる毛ガニの水揚げが順調なスタートを切っているが、資源水準はかなり低く、漁業関係者の間でも「危機的な状況」と指摘する声が出ている。毛ガニは道が資源管理を行い、資源枯渇を防ぎ再生産量を増やすため、漁獲許容量を決めている。今シーズンはオホーツク海で1200トン(前年1300トン)。網走、宗谷の2支庁で折半し、600トン(同650トン)ずつの許容量で、最低の水準だ。道立網走水産試験場(高橋玄夫場長)では「再生産に向けて補充する群れがない」とみている。
 漁獲許容量は1990年台には管内900トン前後で推移し、漁獲管理の徹底を図った結果、「資源回復の傾向がみられる」とし、特別採捕を認め許可隻数も40隻から45隻に増加させた経緯がある。紋別でも紋別漁協毛ガニ部会(石岡正春部会長)の6隻に加えて、同第2部会(船木光次郎部会長)の2隻が許可になった。ところが漁獲許容量が次第に減らされ、02年に855トン、03年に765トン、04年に600トンに減り、同第2部会は1隻を休漁した。今シーズンに限ると「燃費、経費もかさみ、赤字になるから」と、最後の1隻も休漁措置をとり、資源枯渇に対処した。
 資源水準が低い原因について、網走水試調査研究部資源管理科では「端的に表現すると、高齢・大型の群れはいるが、再生産に結びつく小さな群れの補充が見られないということです」(室岡瑞恵研究員の話)としている。毛ガニも「少子・高齢化」が進んでいることになる。漁獲許可対象の大型の群れの水揚げが終わると、補充群がないという危機的な状況だ。
 1968年から道が資源管理に当たっている毛ガニ。商品許可サイズの甲長8センチ以上に達するまで5年の歳月がかかる。メスガニと8センチ未満のオスガニの漁獲・所持・販売が禁止されているが、「(高値で取引されるため)他の漁業による混獲などの漁獲圧力も高い。しかもロシア水域にも分布している魚種のため、国内規制だけでは回復が難しい」と指摘されてきた。「元も子もない」という最悪の結果にならないよう厳しい管理と監視が迫られている。
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2008年03月25日

春告げる毛ガニ漁 オホーツク沿岸 初日「まずまず」 雄武

【雄武】オホーツク海沿岸で春を告げる毛ガニ漁が解禁され、網走管内各地の漁港で二十一日、水揚げが一斉に始まった。管内一の水揚げを誇る雄武漁協では、毛ガニ部会(片川隆市部長)所属の全十隻が出漁。漁船に乗り、朝日に輝く毛ガニの水揚げ風景を見た。

 真っ暗だった空が青くなってきた午前五時。池田友勝さん(54)の第二十八弁天丸(九・七トン)が、薄氷の張った雄武港を出発した。漁場まで約十キロ。まだ流氷が沖に点在するため、漁場は陸に近い方だ。「流氷とぶつかれば漁船だって壊れる。だから、この時期の出漁は明るくなるまで待つんだ」。そう言って池田さんは航路を見据えた。

 東へ進むこと約三十分。漁場の目印の浮きが見えた。毛ガニは「カニかご」で捕る。かごの内側にはイカが入った餌缶が取り付けられ、カニは一度入ると出られない。

 約八十メートルの海底には、前日に仕掛けたカニかごがロープにつながって敷かれている。一隻あたり千五百個。船員がロープをたぐる。一つ目のかごがあがると、中に十数匹の毛ガニ。「こりゃ大漁だ」。池田さんと三人の船員の顔がほころんだ。

 船上では、かごの引き上げ、カニの大中小の選別、引き上げたかごへの餌の取り付けなど、船員が仕事を手際よくこなしていた。三時間四十分の漁で、三百個余りのかごを引き上げ、予定量の五百キロに達した。池田さんは「(甲羅の長さが九センチ以上の)大が全体の三、四割。五割はほしかったけど、量があるからまずまずのスタートだ。これからが本番だよ」。

 雄武漁協によると、浜値は一キロ千五百二十−三千三百五十円で、初日としては例年並みという。

 管内の今年の毛ガニ漁獲許容量は前年より五十トン少ない六百トン。この日は、沙留(興部)、紋別、湧別、常呂の各漁協でも初水揚げを行った。オホーツク沿岸の毛ガニ漁は八月三十一日まで。
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2008年02月28日

エビ、カニも表示義務 加工食品のアレルギー物質

加工食品に含まれるアレルギー物質について、厚生労働省は27日、新たにエビとカニの表示を義務付ける方針を固めた。同日開かれた薬事・食品衛生審議会の部会で了承された。2008年度中に食品衛生法に基づく省令を改正し、2年程度の準備期間を経て10年度から始める。  現在、アレルギー物質の表示が義務付けられているのは、卵、乳製品、小麦、そば、落花生の5品目。
 エビとカニはこれまで大豆やクルミなどとともに、表示を推奨する20品目に含まれていたが、アレルギーの症例数が多いことから、同省は表示の義務付けを検討。食品中から検出する技術が確立し、保健所などの検査が可能になったため表示の義務化を決めた。
 厚労省研究班が05年度、アレルギー患者を診察した医師に対するアンケートを実施したところ、呼吸困難などの重いショック症状を引き起こした食品はエビが5位、カニが13位だった。
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2008年02月19日

毛ガニ求め宮古に活気

観光客が落ち込む冬場の目玉にと、宮古観光協会が企画して6年目を迎える「宮古毛ガニまつり」が17日、宮古市魚市場で開かれ、旬の味を求めて県内外から過去最高の約1万5000人が集まり、にぎわった。

 今年は祭りの開催前にしけが続いて不漁気味。例年、足りなくなるほど人気のカニを確保しようと、主催者側は宮古だけでなく釜石など三陸沿岸各地を奔走してようやく昨年を上回る1万5000杯を調達した。小さいカニで800円前後、特大で3000円から4000円ほど。昨年より1割ほど高値だったが、中には1人で10杯以上買い込む人も。
 午前と午後の2回、先着100人に毛ガニ汁が無料で振る舞われ、長い列ができたほか、子ども1000円、大人1500円で1分間、釣り放題の「毛ガニの一本釣り大会」もあり、かぎ針を操って釣り上げるのに四苦八苦する参加者に、家族から「がんばれ」の声援が飛んでいた。
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2008年02月05日

シンガポールの“超有名”3店が共同開発したシーフードレストラン「シンガポール・シーフード・リパブリック」が4月上旬、品川「ホテルパシフィック東京」にオープン!

京浜急行電鉄株式会社(港区高輪、社長・石渡恒夫)は、グループ会社である株式会社ホテル京急が運営するホテルパシフィック東京に、シーフードレストラン「シンガポール・シーフード・リパブリック」を4月上旬にオープンする。

「シンガポール・シーフード・リパブリック」は、シンガポールで一般市民だけでなく外国人旅行客にも人気のある有名シーフードレストラン「ジャンボシーフードレストラン」「パームビーチシーフードレストラン」「シーフードインターナショナルレストラン」の3社が、シンガポール政府公認のもと、シンガポールの食文化を紹介する目的で新たな一つの店舗として共同開発を行い、日本初上陸で出店するもの。今回、日本では通常手に入らない生きた大型のマッドクラブを空輸し、これまで現地でしか味わうことができなかった超有名3店の名物料理「チリクラブ」「ブラックペッパークラブ」「カレークラブ」が日本で初めて食べられることになる。

建物デザインは、シンガポールの多くの建物に見られるオレンジ色の瓦、白い外壁、バルコニーを配するとともに、ラッフルズホテルに代表されるブリティッシュ・コロニアル様式を採用、外壁サッシや内装デザインにおいても、伝統建築様式であるブラック&ホワイトのデザインとすることで、建物全体でシンガポールらしさを表現する。

「シンガポール・シーフード・リパブリック」を運営するのは株式会社マルハレストランシステムズ(中央区銀座・代表取締役・小島由夫氏)。「ニルヴァーナニューヨーク」「マンゴツリー」など、海外有名レストランの誘致・運営実績がある。3店の概要は次の通り。

「ジャンボシーフードレストラン」は1987年創業のシンガポールで最も有名なシーフードレストラン。2006年チリクラブチャンピオンシップ優勝など数々の受賞歴を誇る名店。メインメニューはマイルドなチリソースが高い評判のチリクラブ。「パームビーチシーフードレストラン」は1956年創業、チリクラブを世に送り出し、50年以上の歴史を誇るシーフードレストランの名店。メインメニューはスパイシーな味わいでカニ本来の味が楽しめ、チリクラブと人気を二分するブラックペッパークラブ。そして「シーフードインターナショナルレストラン」は1983年創業、タイ料理ベースを特徴とした人気のシーフードレストラン。中でもカレークラブが有名なレストラン。メインメニューはカニに自慢のカレーソースがたっぷりかかったカレークラブ。有名3店のそれぞれが自慢とする様々な名物料理を1つの店舗で提供するというスタイル、業界初の試みとして脚光を浴びそうだ。

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2008年02月01日

脚光浴びるカニソムリエ 浜坂観光協事業戦略が奏功

 松葉ガニなどに精通した「カニソムリエ」の誕生を受けて、兵庫県新温泉町の浜坂観光協会(松岡秀明会長)にテレビ・ラジオ各社の取材が相次いでいる。昨年十一月以降、情報番組や旅番組などで浜坂の露出機会も増加。“浜坂ブランド”の定着を目指して積極的に推進してきた協会の事業戦略が功を奏した格好だ。
調理実演し、浜坂のカニをPRする観光協会の関係者=昨年11月、宝塚市内で(浜坂観光協会提供)
 カニソムリエ誕生後、同協会に関連する放送メディアの取材回数は大幅に増え、松葉ガニ解禁後の取材本数は計十三本(予定分を含む)。カニソムリエによる松葉ガニの料理実演などが放映され、「カニソムリエの宿を紹介してほしい」との問い合わせも増えているという。
 カニソムリエ事業は、「松葉ガニの本場」としての地位を確立するため、三カ年計画で二〇〇五年にスタート。在阪メディアを集めた「カニソムリエ屋台」を昨年十一月に宝塚市で行うなど、ソムリエ誕生に合わせたプロモーション活動も積極的に展開してきた。
 「カニソムリエという話題性に注目が集まった。数年間続けてきた事業が実を結び、宣伝効果も大きい」と松岡会長は話す。旅館・民宿経営者の知識向上と都市部に向けたアピール効果−。一石二鳥の効果をもたらした事業に自信を深める。
 ただ、宿泊者数の大幅増など目に見える形での効果はすぐには表れにくい。同町浜坂の旅館・民宿経営者の一人は「確かに放送後、問い合わせは増えた。だが、それがすぐに宿泊に結びつくものではない。浜坂を売り出すPR活動とともに、良いものもしっかりと提供していかないと」と自戒の念を込める。
 松岡会長も「ソムリエだけで話題性を維持するのは難しい。浜坂ガニの地名度向上に向けて漁協とも協力し、新たな展開を考えていきたい」と話す。長期的なブランド力強化に向けた同協会の取り組みは、今後が正念場といえそうだ。
posted by タラバガニ・ズワイガニ・毛ガニ at 15:04| カニニュース! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする